液タブデビューに!毎日描いてる駆け出し絵師が語る『Wacom One 13』の魅力はコレ! (DTC133W0D)
こんにちは。
もうすぐ東京オリンピックが開催するというのに、未だ苦しい状況が続いていますね。私はコロナ禍の外出自粛が続く中、思い切って液タブデビューを果たしました。板タブではちょっとずつ練習がてら描いていましたが、動画等で憧れの絵師さんの作業環境を拝見するとほぼワコムの液タブ…もちろん道具が一流だからと言って、私がその絵師さんと同じようなものが描けるかどうかは別として、ずっと憧れていたワコムの液タブを手にしたのが嬉しくてほぼ毎日描いて遊んでいます。
さて、私の話は良いとして、Wacom Oneはワコムの中では一番安価な液タブモデルです。…で、実際に液タブデビューしてみてどうだったのか、今回Android端末にも接続出来る初めての液タブだが、パソコンと繋げるのとどう違うのか難しくないのか…実際に私はパソコンと半々ぐらいで使用しているので、その辺りも詳しくレビューしていきたいと思います!
- 『Wacom One 13』とはどんな液タブ?
- 『Wacom One 13』の実際の大きさや作業スペースについて
- 『Wacom One 13』の折りたたみスタンドやペンホルダー等の便利装備について
- 『Wacom One 13』の筆圧レベルや実際の描き心地について
- 『Wacom One 13』とAndroid端末との接続について
- 総評(まとめ)
『Wacom One 13』とはどんな液タブ?
4万円前後というワコムの液タブとしてはかなり価格を抑えたモデルになります。一つ上のグレードに当たるこちらの6万円台で発売されている『Wacom Cintiq』と比べると、大きさが一回り小さくや筆圧レベルにも大きく差があります。
一部ですが大きな違いはこちらです。
商品名リンク先:Amazon | Wacom One 13 | Wacom Cintiq 16 |
定価価格 (Amazon税込み価格) |
42,900円 (39,800円) |
74,580円 (65,000円) |
表示サイズ | 13.3型 | 15.6型 |
外形寸法(mm) | 357 x 225 x 14.6 | 422 x 285 x 25 |
筆圧レベル | 4096 | 8192 |
付属ペン | Wacom One Pen | Wacom Pro Pen 2 |
まず本体サイズが異なります。より広い作業環境を求めるならWacom Cintiq 16の方が良いと思いますが、基本が趣味ベースで部屋の広さや作業環境によって広いスペースを確保出来ない方にはWacom Oneの方が適していると思います。(私は部屋が狭く液タブ用の作業台などはない為コンパクトタイプの方が有難い)
次に、筆圧レベルが大きく異なりますね。が、勿論筆圧レベルが大きい方がより繊細かつ細やかな表現が出来るのは承知ですが、初心者なら正直4096でも十分だと思います。板タブから初めて液タブデビューした私にとっては正直そこまで気になりませんでした。
そして何より、Wacom Oneはワコムの液タブ製品で初めてAndroid端末と接続して使用出来る機種です。現状まだ対応機種が少ないのが難点ではありますが…
以下、Wacom Oneの特徴を箇条書きで簡単にまとめてみました。
になります。では、早速次の項で詳しく解説していこうと思います!
『Wacom One 13』の実際の大きさや作業スペースについて
では、まずWacom Oneの実際の大きさについて見ていきたいと思います。数値だけでみると以下の通りです。
商品名リンク先:Amazon | Wacom One 13 |
表示サイズ | 13.3型 |
外形寸法(mm) | 357 x 225 x 14.6 |
質量 | 1.0kg |
実物はこのような感じです。A4サイズよりも一回り大きいサイズをイメージして頂けるとわかりやすいと思います。
厚みはそれなり、でも軽いので、持ち運びにも便利。ですがやはりA4サイズよりも一回り大きいのでiPad等のタブレットに比べると存在感があります。
次に作業スペースについてです。
Wacom Oneは単体では動きませんので必ずOSと接続する必要があります。接続出来る端末は、パソコン(ノートパソコン)と一部のAndroid端末です。本体もA4サイズよりも一回り大きい程度なのでそこまで作業スペースを意識しなくて良いので助かります。Android端末のスマートフォンに接続出来る環境があれば、ほんの15分とか30分ぐらいの隙間時間にも液タブを立ち上げられるので便利です。私がほぼ毎日描き続けられているのはこれが一番の理由だと思います。パソコンだとまずスイッチを押すのがハードルが高い…1時間以上遊べそうならパソコン、それ以下ならスマホに接続して遊ぶのが私の現状です。
『Wacom One 13』の折りたたみスタンドやペンホルダー等の便利装備について
あると助かるかゆいところに手が届く便利装備が備わっています。
付属のペンを収納するペンホルダーがついています。(これでどっか行かない)
折り畳み式スタンドを開くと中には替えの芯が収納。
『Wacom One 13』の筆圧レベルや実際の描き心地について
デジタルイラスト初心者の方でも違和感無くサラサラ書けると思います。
流石というか何というか…板タブとは違い、直感的に描けるのでとても楽しいです。今まで板タブやタブレット使いの方にも、これから始める初心者の方にもオススメです。
私は基本的にクリップスタジオとメディバンペイントのソフトを使っていますが、応答速度については特に遅延を感じることなくスラスラ描けました。
ペン先の視差もほとんどありません。…強いて言えば、スマホに繋いで寝転がって描いている時には角度によっては視差を感じることがあるぐらいです。
しかし、若干ペンが気持ち太いので、気になる方は気になるかもしれません。私は使っていると最初のうちはちょっと手のひらの節が痛くなりましたが、今は慣れてきたのでそこまで気になりません。ただ長期間使うと手が疲れるかも。
次に筆圧についてです。
ワコムワンの筆圧レベルは4096です。私はこの数値で特に気になりませんでした。ペンによって若干薄くなったり濃くなったりとあるように感じましたが、それもペンの書き味の良さなので。ただ、普段から筆圧が低めの方には注意が必要かもしれません。
『Wacom One 13』とAndroid端末との接続について
Android端末と接続する為に用意しなければならない物は以下の3点です。
特に変換アダプタは別売になりますので、ご自分で用意する必要があります。一応ワコムの公式が推奨している商品はありますが、それ以外のメーカーでも使えます。
Amazon | 説明 | |
【ワコム公式推奨品】 サンワサプライ |
エディオン等の家電量販店でもよく取り扱われているメーカー。会社などでもよく使われているので、コスパが良くて下手な中華製品に比べたら高品質でオススメ。 | |
【ワコム公式推奨品】HUAWEI | 結構いい値段するし同じ推奨品ならサンワサプライで良い気はする。HUAWEIに個人的に思い入れがあれば別。 | |
【私の家にあった中華製品】dodocool | たまたま自宅にあった変換アダプタを、とりあえず使ってみた所普通に使えたので紹介。ワコム公式の推奨品アダプタではありませんが、特に拘りのない値段重視の方はご検討を。 |
さて、必要な物3点を用意したらあとは繋ぐだけです!ワコムさんの公式youtubeのこちらの動画が一番分かりやすいので見てみてください。そして、スマホに繋ぐからと言って新しく何かをダウンロードしたりする必要はありません。動画のように線を繋ぐだけでもう使えるので簡単です。
これを見て……出来ましたか?
出来た方はよかったです。私は最初動画を流し目で見て適当に繋いでしまった所、繋がらなくて一度「?」となりました。もし、私のように繋げられなかった人が居たら、とりあえず専用ケーブルと変換アダプタを全て繋げた状態で電源を付けないまま、動画の通りにスマホと接続する前に液タブの電源を付ける、を試して見て下さい。
これは不具合なのか、私の変換アダプタに問題があるのかは分かりません。ただ動画ではそのように接続しているので、同じように接続してみた所、私は無事接続出来ました。私はこれで直りましたので是非試して見てください!
総評(まとめ)
以上、如何だったでしょうか。
初めて液タブを使いましたが、流石ワコム産なだけあって非常に使いやすくて大満足しています。少し心配していた筆圧も全然大丈夫でした。そして、一部のAndroid端末に接続出来るワコムの初めての液タブ!まだまだ対応機種が少ないのが難点ですが、とても使いやすくて良かったです。接続も簡単ですし、寝る前に少しだけお絵かきしたいなという時に重宝しています。寝ながらでも描けるので(笑)
では、ここまでお付き合い下さりありがとうございました!