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【初心者向け】初めてペンタブを購入する際に必ず押えておくべきポイント全部教えます!

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最近はSNSが身近な存在になり、自分が描いたイラストや小説を世の中に発表しやすい時代になりました。Twitterやpixivなどで好きな漫画のイラストを書かれている絵師さんを見ると、「自分もやってみたい!」「挑戦してみたい!」と思ったことはありませんか?恥ずかしながら私もその中の一人で、突然イラストをデジタルで書くぞ!と決意して様々なペンタブを使って試したり、色々なプロ絵師さんのメイキングを拝見したりと、現在も試行錯誤している最中です。その過程でペンタブにもこんなに種類があるんだな…液タブと板タブのメリットデメリット、値段によってこんなに違うのか…等、感じたことをまとめました。

今からデジタルでお絵かきを始めたいと思っている方のお役に少しでも立てれば幸いです!

 

 

 

そもそもペンタブ(ペンタブレット)とは

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ペンタブレットとは、パソコンやスマホに接続して使用する入力デバイスの一種です。専用のペンをタブレット上で動かすことによって、文字や線を書くことが出来て、イラストや漫画制作によく使用されています。大きく分けて、ペンタブレットの種類には、大きく分けて「液晶タブレット(液タブ)」と「板タブレット(板タブ)」があります。最近はiPadのようなタブレットも発達してきたので、まだ少数ではありますがタブレットに直接書き込めるタッチペンを使ってお絵かきする方も増えています。

 

液タブとは

液タブとは液晶画面が搭載されているタイプのペンタブです。直接画面に描き込む為、アナログ環境で絵を描くときとほぼ同じように描けます。デメリットは液晶画面を搭載しない板タブよりも価格が高く、性能と値段が比例する為、あまり安価な液タブを購入すると操作性が悪くて途中で投げ出してしまう原因にも。

 

板タブとは

板タブは、接続したパソコンなどの液晶画面を見ながら使用するタイプのペンタブです。液晶画面を搭載していない為価格が安くて初心者でも手を出しやすい。デメリットは、パソコンの画面等を見て使用する為使う場所を選びます。画面を見ながら手を動かすので、慣れるまで時間がかかる。
 

タッチペンとは 

iPadスマートフォンの画面に直接タッチペンで書き込んで使用します。タッチペン自体は価格が安く、画面の大きいiPadや身近なスマートフォンを使ってお絵かきする為、利便性が高い。ただし、iPadなどの操作速度はどうしてもパソコンよりも劣る為、相当品質の良いiPodタブレットを使っていないと結局板タブや液タブにしたくなるような気がする。

 

 

 

デジタルでお絵かきを始める際に最低限必要なもの

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最低限!この3つだけあればすぐにデジタルイラストを始められる!

1.ソフトウェア

パソコンやスマートフォン(Androidなど)、タブレットなどのお絵かきソフトを動かす為に必要なOS。高価な液タブの中にはOSが搭載しているタイプもあるが、最大手のワコム製品で20万越えなので初心者にはオススメしない。

2.ペンタブレット

上の項目で紹介した液タブ、板タブ、タッチペンを指します。

3.お絵かきソフト

これが大事!有料から無料まで幅広く展開。有料は例をあげると「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」で5000円~。まず書き始めは無料の「Medi Bang Paint」から試して見るのも吉。無料のソフトは有料よりも性能機能は劣りますが、逆に最低限の機能しかないので操作性に慣れてから有料版に変更しても問題ないと思います。

 

 

 

ペンタブを買う際に押えておきたいポイント

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初めてペンタブを買うので、結局どのタイプを選べばいいのか難しいと思います。主に以下の3つを意識して総合的に判断し、自分にとってぴったりのタイプを選んで頂けると幸いです。では、早速ですが・・・

 

1.作業スペースや環境を考慮してペンタブのサイズを決める

まず大事なのは作業環境です。デジタルイラストを何処で描くつもりなのか、常に設置しておくのか、使わない時は収納しておくのか、そしてその際は必ず収納する場所を決めることです。作業環境に合わないペンタブを購入してしまうと結局色々と不都合が出てきて、買い替える羽目になったり、使わなくなってしまうことが多いからです。

 

2.財布(価格)と相談する

ペンタブの価格は3000円から手に入る安価なものから20万を超えるものまで千差万別です。結局は自分のお財布事情になりますが、この記事を見ている方はデジタルイラスト初心者の方だと思います。まずはお手軽なモデルから初めてみませんか。確かに価格によって性能は比例しますが、初心者はまず慣れること、絵を描き続けられるモチベーションを保つことが一番大事です。予算は、板タブなら3,000円~15,000円程度、液タブなら20,000円~60,000円辺りを相場と考えると良いと思います。

 

3.メーカーのサポート面で選ぶ

現状ペンタブの日本のシェアはほぼワコムが占めています。

あとは元々は日本の会社でしたが今は買収されて中国の会社が運営しているXP-Penがちらほら居るというのが個人的な印象です。当然、ワコムは日本の会社なので、サポート体制はとても充実しており、メーカーへの問い合わせも電話、チャット、メールと幅広く日本人が対応して貰えます。そして、どの商品も同じだと思いますが国産は外国製よりも高いです。しかし、ワコムは価格は外国メーカーよりは高いですがサポートもかなり充実しています。初めてペンタブを購入するのなら、トラブルや故障の時に安心して頼れるワコムが個人的にはオススメ。とはいえ、XP-Penも以前故障の際に連絡をメールで取りましたがカタコトの日本語でしっかり対応して貰えたので、安価な海外メーカーだと割り切るのもいいと思います。

 

 

初心者にオススメのペンタブ5選

【総合評価No1!初心者からプロまで使える】

結局これが一番オススメなので最初に。色々買いましたが、私が今現役で使っているのがこちらのタイプです。

初期投資はそれなりにかかりますが、性能はこの価格帯の液タブ内ではトップレベルです。 解像度も筆圧感知も良好で、初期設定も簡単、困った時は日本語のサポート付き(電話問い合わせも出来る)。初心者からプロ、イラストから漫画まで幅広く使えます。まず初心者でワコムワンを購入して後悔する方は居ないと思います。ただし、初心者が手を出すには初期投資が高め…これだけ難点…特に学生の方には中々手が出しにくい価格だと思います。そして、こちらの商品エディオンでも購入可能ですが、出来ればアマゾンで購入することをオススメしています。何故なら1か月以内なら返品が出来るから…!金額も金額ですので、もし自分に合わない等があったら一か月以内なら返品出来るというのはかなりの安心材料になると個人的には思っています。

一部ですがAndroid端末にも対応していて、寝ながら布団の中でも使えます(気軽にお絵かきしたい時にそうしています)

 

【価格&性能重視の方には】 

 板タブのオススメはこちら。厚さ約8.8mmの薄型で性能はワコムなので文句なし。なるべくお金をかけずにお絵かきを楽しみたい&パソコンまたはAndroid OS搭載のスマホなどの環境が整っている&まずお絵かきを続けられるか不安…という方はまずはこちらで試してみることをお勧めします。

 

【価格&環境重視の方には】

こちらも板タブです。ワイヤレスタイプになっている為、Bluetoothで無線接続が出来るのがポイント。机のスペースを広く有効的に使えて、価格も液タブよりはぐんと押さえられます。 

 

【液タブ使いたいけど価格も…という方には】

ずっとワコム製品を紹介してきましたが、ここにきてXP-Penの液タブ紹介です。価格は2万円代とワコムの液タブに比べて価格を抑えています。正直個人的な感想としてはワコムの性能よりは劣ると思いますが、初心者が初めて使う液タブなら全然アリだと思っています。ただし、もう少しお金を出せるならワコムワンを買う方がいいと思います。性能や手放す時の価格(メルカリ等)が全然違うので。

 

【価格のみ!ひとまずデジタルのお絵かきに慣れたい方には】

実は私が初めて買ったペンタブがこちら。同じくXP-Penの板タブ。本当に初心者で、そもそもこれからもずっとお絵かきを趣味として続けられるかどうか分からない…素人だし…という考えのもと練習&お絵かきに慣れようと思い購入。使っていて思ったのは、(今までペンタブ使ったことないから他のを知らないので)まあ、うんいいか、でした。慣れてきて、もう少し性能がいいものが欲しくなって、ワコムや液タブに浮気した結果、こちらには戻れなくなりました…。その為、本当の入門編に購入するなら全然アリです。 

 

 

 

描き続ける為のモチベーションの保ち方

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さて、ここまで道具についての話が続きましたが、最後に精神面の話をしたいと思います。ズバリ、モチベーションの維持です。初めてデジタルイラストを始めると必ず大きな壁にぶち当たります。Twitterやpixivなどで絵を投稿しても思ったよりも評価が得られなかったり、時間をかけて一生懸命描いたのにいいねが1件しか貰えなかったり……本当にそんなの初心者絵師には日常茶飯事です。それならとうまくなるまで誰にも見せず、自分ひとりで絵を永遠に描き続けていると………モチベーションが続かず描くのを止めちゃうんですよね。自分が描かなくても他にもっと上手い人が世の中には五万といて、ああ…別に俺が描かなくてもいいじゃん、なんて思ってしまうんです。

でも、待ってください。

今見ている神絵師さんだってプロのイラストレーターだって、初めは貴方と同じ初心者だったんです。何年も何年も描き続けてやっとそこまでの地位に昇りつめたんです。つまり、次は貴方です!絵は描けば描くほど上手くなります。これは間違いありません。世の真理です。最初は思ったほど成果は得られないと思います。でも、それを乗り越えて描き続けた者こそが未来の神絵師です。諦めないでください。同じ数の血豆を潰してこそ、神絵師に近づけるのです。そして、どんなに恥ずかしくても、絵が下手でも、誰かに見てもらうというのは必ず絵の成長に繋がります。いいねが1件しかなくても0でもいいんです!フォロワーが1人でも居れば誰かが見ている。努力が報われるかどうかは分からない。でも、イラストに関しては必ず努力が報われますので、途中で投げ出さず描き続けて頂けると幸いです。

 

 

 

最後に

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さて、如何だったでしょうか。

私もまだまだ駆け出し絵師ですが、なるべく時間を見つけて今も自分の描いたイラストと向き合い切羽琢磨している最中です。最後に私が神絵師の方から言われたことを…。

「私も上手くなりたいと思って努力した」

「どうすれば上手くなれるのか毎日考えた」

「自分の描きたいものをどうすれば表現出来るのか今も悩んでいる」

「絶対に描けば描くほど上手くなるから諦めないで」

確かにそうだなと思いました。初めから上手い人なんて居ない。プロの漫画家だって、1巻と最終巻を見比べたら全然画力が向上しています。大事なのは続けること。続けていれば、いつか結果がついてくる。この記事がほんの少しでも未来の神絵師様のお役に立てれば幸いです。